ボート競漕の概要

函館ペリーボート競漕は函館開港150周年記念事業への協賛で始まり、毎年函館港まつりの協賛イベントとして実施します。
1854年(安政元年)の箱館は、まだ開港されていない状況の中で、アメリカ艦隊を率いるペリー提督が旗艦パウハッタン号でミシシッピー号を随伴させて入港した。この時の様子を「アメリカ艦隊のシナ海域および日本への遠征記」としてアメリカ議会下院へ報告している。

この翻訳の1部を紹介しますと
「艦隊が錨を入れてから数時間もすると小船が一隻ゆっくりと旗艦に近づいて来るのが見えた。その舟はいつものように船尾に黒の縞模様の旗と軍旗を立てていたので日本政府に所属する船と分った。その造りは他で見られる船とよく似ていたが重々しく造られ不格好な形をしていた。船には8人の男が乗り込んでおり濃紺と白の揃いの衣装を身にまといその背中には彼等が仕える主人の家紋が入っていた。オールで漕がれており普通の日本の政府の船より遅かった。その船がパウハッタン号に横付けされるとすぐに数人の日本の役人が艦船へ乗り移ってきた。」

函館港まつりを盛り上げる為、遠い昔、箱館が日本で初めて開港された事を回顧した楽しいボート競漕を企画しました。
このボート競漕は市民参加型の公募方式ですので、多くのチームの参加を期待しております。